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アレルギー科
アレルギー科の診療について
当院の院長は日本アレルギー学会認定アレルギー専門医です。
アレルギーによる長引く咳、花粉症などを主に診ております。
気管支喘息
気管支喘息は、気道の慢性炎症に基づく気道過敏性の亢進と、発作性で可逆性の咳、喘鳴、呼吸困難を特徴とする疾患です。
急に息ができなくなり、気道が収縮して気管や気管支が詰まり、呼吸の度にのどがゼーゼー、ヒューヒューと鳴るようになります。こうした喘息発作は自然にあるいは薬の吸入などで治まり、症状がない時はふつうに生活できます。
原因は完全に解明されておりませんが、体質的に喘息の起きやすい人がいて、そこになんらかの条件が加わると発症するとされています。
その条件とは、ウイルスや細菌の感染、自律神経の失調やストレスなどで、これらが引き金となって発作を起こすといわれています。発作の原因としては主なものはアレルゲンで、アレルゲンには非常に多くの種類があります。
その他の原因として、季節の変わり目、気温の変化などによって喘息発作が誘発されます。食べ過ぎや過労、激しい運動、女性では月経や妊娠なども喘息の誘因となります。
長引く咳
咳が2週間以上続く場合、風邪だけでなく、気管支喘息、咳喘息などアレルギー性疾患を疑う必要があります。
咳が出だすと長く続く、話すと咳き込む、走ると咳が出る、家や布団に入ると咳が出る、アルコールを飲むと咳が続くなどの症状がある場合、気道が過敏状態での、咳喘息や気管支喘息が疑われます。聴診や胸部レントゲン、肺機能検査、血液検査などでアレルギーの検査を実施します。
検査結果により、咳喘息や気管支喘息の診断が決まります。咳喘息は咳のみが主な症状であるのに対し、気管支喘息では、ゼーゼー・ヒューヒューと喘鳴を生じます。
花粉症
スギ花粉による花粉症は日本でも多くの方が抱える国民病です。
スギ花粉にアレルギーのある方は、ヒノキ花粉などの他の植物のアレルギーがある頻度が高いことも知られております。初夏はカモガヤ、秋はヨモギやブタクサなど1年中花粉症で悩む患者さまも増えています。
代表的なスギ花粉症に対しては、スギのエキスを舌の裏に投与して、免疫を作っていく、舌下免疫療法が保険適用となりました。(長期処方も可)
春だけでなく、年間を通して、3~5年の長期治療が必要ですが、花粉症の症状が和らぐ治療法です。花粉症の時期だけ抗アレルギー薬で治療を短期的に受けるか、舌下免疫療法で根本的な改善を目指すかの違いになります。花粉症の症状のひどい方、スギ花粉の花粉症の患者さまはぜひお試しください。